====== ぷちエピソード ====== ===== Viレッスンエピソード1 ===== ; クラリス : あら、お疲れさまです、プロデューサー様。レッスンのご見学ですか?うふふ、ちょうど先ほどヴィジュアルレッスンが終わったところなんですよ。 : ヴィジュアルレッスン…とりわけ、演技のレッスンは少々苦手です。お芝居とは言え、怒りや妬みを露わにする振る舞いには抵抗があって…。 : 激しい感情は人を罪に導きかねないもの…そう、教えをうけましたから。それに…私自身、心に波風があまり立たない性分で…。 : まだ至らぬ身ですから、詮無き思いを抱くこともございますが…それを他人様に向けて吐き出すことには慣れていないのです。 : とはいえ、これも貴重な経験。感情を御するには、感情を知るべきという考えもございます。不慣れですが、最善を尽くしますわ。 ===== Voレッスンエピソード1 ===== ; クラリス : この度のヴォーカルレッスンにて、トレーナー様からお褒めの言葉をいただいてしまいました。なんでも歌唱力はすでにプロレベルだとか…。 : 未熟な私には有り余るお言葉ですが…。これも、幼い頃から、教会の聖歌隊で歌わせていただいたおかげなのでしょうね。 : ただ、私が慣れ親しんだ歌は、主に聖歌や童謡…それらと比べると、今風のアイドルソングは、かなり色合いが異なるようですわ。 : 歌詞が…その、少々情熱的過ぎるように思えますし、テンポはまるで駆け足のように速くて、置いていかれてしまいそうで…。 : けれど、私はレッスンに全力を尽くします。立派なアイドルになると、プロデューサー様にきちんとお約束申し上げましたもの。 ===== Daレッスンエピソード1 ===== ; クラリス : ふぅ……プロデューサー様。ごきげんよう。ええ、先ほどダンスレッスンを終えたところです。正直申しますと…ついていくのがやっとで…。 : ダンスの鑑賞は興味がありましたが、いざ自分で行うとなると大変ですね。手を振り、足で飛び跳ね…目が回ってしまいました。 : ゆっくりとしたダンスであれば、私にも…と思ったのですが、そう甘くはありませんね。まずは基礎体力作りから、だそうですわ。 : 何事も基本を学び、己を知るところから始まるのですね。ダンス、と呼べるものを早くお見せできるよう、努力してまいりますわ。 : それにしても……ダンスレッスンは、お腹が空いてしまいますわね。…え、差し入れ?あぁ、貴方の慈悲深き行いに、心より感謝を…。 ===== ステップアップエピソード1 ===== ; クラリス : プロデューサー様、少しお話を聞いてくださいますか?実は最近、私がいたあの教会に来てくださる方が増えたんだそうですよ。 : アイドルになったシスターがいた教会なんて、珍しいものですものね。その甲斐あってか、各方面からご寄付も…。ありがたいお話ですわ。 : 始まりは興味本位で良いのです。くぐる門に貴賤なし、です。私自身、教会への支援という俗な動機でアイドルになった身ですし。 : …主が私に歌の才を授けてくださったのは、教会に集い、支えてくださる皆様に歌で恩返しをするためなのかもしれません。 : だから私はアイドルとしての技術を磨き、そして歌い続けます。プロデューサー様、これからもどうぞよろしくお願い申し上げますわ。 ===== Viレッスンエピソード2 ===== ; クラリス : 私は主に仕える身。それゆえ、身にまとうべきは簡素な修道服のみ。着飾って虚栄心を満たしてはならない…と考えていました。 : 今も、その考えに変わりはありません。ただ…アイドルという存在となって、少々…「虚栄心」が意味するところが変わりました。 : 私が思う虚栄心とは、自分の醜い部分を覆い隠し、偽の姿で人々を欺こうとする浅ましい心…けれど、アイドルの衣装は違います。 : アイドルが着飾るのは、ひとえにファンを喜ばせるため。それは支持してくれる方々への献身や報恩の思いなのだと分かったんです。 : 日常においては質素に…けれど、ステージにおいては最高の衣装をまといましょう。そして、それに見合うよう、レッスンを続けますわ。 ===== Voレッスンエピソード2 ===== ; クラリス : ラーラーラー♪…あら、プロデューサー様。いつからそこにおられたのですか?ふふふ、声をかけてくださってもかまいませんでしたのに。 : トレーナー様からは、歌唱技術について、もう教えることはないとの評価をいただきました…けれど、それゆえ、自主レッスンが肝要かと。 : ここから先は、私の手で、私だけの歌声を紡ぎ出さなくてはなりません。それは、今よりもずっと過酷な道となりましょう…。 : 私だけの歌とは、即ち、慈悲を正しく伝える歌です。その歌が響いたとき、世界中から悲しみという悲しみは消えるはず…。 : 大げさとお笑いくださいませ。でも私は本気です。プロデューサー様、どうか私の馬鹿げた挑戦を、傍らにて見守ってくださいね。 ===== Daレッスンエピソード2 ===== ; クラリス : 「人はパンのみにて生きる者に非ず」・・・そう申しますが、ダンスレッスン後にパンなどの差し入れをいただけるのは、とても助かります。 : プロデューサー様のお心遣い、いつも感謝しておりますわ。おかげで最近は、激しいダンスもこなせるようになってまいりました。 : 覚えたダンスを、教会へ遊びに来る子どもたちに披露すると、とても喜んでくれますのよ。そしてその笑顔は、私の癒やしですわ。 : パンだけでは、お腹を満たすことはできても、心を満たすことはできません・・・それゆえ、私はアイドルとなったのかもしれませんね。 : あの子たちの笑顔は、ファンの皆様の笑顔に通じます。その笑顔をひとりでも多く増やすことこそ、私の使命なのです。 ===== ステップアップエピソード2 ===== ; クラリス : プロデューサー様・・・。ふと、あの日のことを思い出しておりました。教会の礼拝堂に、貴方がふらりと迷い込んでこられた日です・・・。 : 潰れかけた教会を救う術もなく、ただ聖歌を歌うだけの私・・・貴方はそんな私の手を取り、アイドルへの道を示してくださいました。 : 最初は、アイドルの意味もわからず、戸惑うことばかり・・・。ただただ、目の前のことをこなすだけで精いっぱいでした。 : けれど今は楽しんでいます。歌い踊り、人に微笑みと幸いをもたらす、このお仕事を。そしてプロデューサー様や仲間と過ごす日々を。 : 私は、アイドルとして貴方とともに、いついつまでも歩んでまいりますわ。・・・主よ、この素晴らしき出会いに感謝いたします。