====== フードファイターC&C! ====== ; ちとせ : もう、最期のときが来たみたい……。ねぇ、お願いがあるの…あの子に「ごめんね」って、伝えて……。 ; クラリス : そんな……!しっかりしてください、ちとせさん……!ちとせさーん……! === 1時間前 === ; クラリス : …………。 ; ちとせ : クラリスさん……。すごくふらふらしてるけど、そんな状態で大丈夫? ; クラリス : ご心配には及びませんわ……。体調はむしろ万全ですから……。それよりも、さあ、向かいましょう……! ; クラリス : 失礼いたします!店長様…私にくださいませ! ; クラリス : スーパーミラクルデラックス定食! ; 店長 : あいよ!しかし……いいのかい?お嬢ちゃんたちが食べるようなものじゃないぜ? ; クラリス : 心配には及びませんわ。スーパーミラクルデラックス定食というモンスターを打ち倒すことを目的として、この地へとやってきたのですから。 ; ちとせ : そういうこと。それにしても、スーパーミラクルデラックス定食って……子供が考えたような名前だよね。 ; 店長 : 正解!名前に悩んでいた時、俺の子どもがつけてくれたんだよ。 ; ちとせ : まっすぐなお子さんなんだね♪ ; 店長 : さーて、そろそろできるぜ……。はいよ、スーパーミラクルデラックス定食だ! ; ちとせ : これは……山? ; クラリス : 山盛りですね。ご飯も、おかずも。 ; ちとせ : ふたりで食べるにしても、すっごい量……。あははー……。 ; クラリス : はい、すごい量ですわね。うふふっ……♪では、ちとせさん……。 ; ちとせ・クラリス : いただきます。いただきます。 === 10分後 === ; ちとせ : もう、最期のときが来たみたい……。ねぇ、お願いがあるの……。あの子に「ごめんね」って、伝えて……。 ; クラリス : そんな……!しっかりしてください、ちとせさん……!ちとせさーん……! ; ちとせ : モンスターにやられちゃったから、おうちで晩ご飯を食べられないなんて……私の口からは言えないの……。 ; クラリス : そういった大事なことは、ご自身で言ってください。私も伝えたくはありません。あと、すごく残っています。ご飯もおかずも。 ; ちとせ : ああっ……持病の『あと一口食べたら晩ご飯が食べられない病』が……。 ; 店長 : ま、女の子ふたりなら、そんなものだよ。頑張った頑張った。ちょっと待ってな。今、水を出して……。 ; クラリス : ……いいえ……いいえ、まだです。私はまだ、負けてはいませんっ……! ; ちとせ : わぁー。クラリスさん、すごい勢いでモンスターに囓りつくー♪ ; クラリス : ちとせさんの無念は、必ずや私が晴らしてみせますから……!どうか、天から見守っていてくださいませ……! ; ちとせ : うん!私、ピンピンしてるけど。あはっ。 そして、クラリスは食べ続けていき…… ; ちとせ : すごいすごーい。完食しちゃった。モンスター退治、大成功!クラリスさん、かわいいー♪ ; クラリス : 私、やりました…! ; 店長 : お疲れさん、お嬢ちゃん。 ; クラリス : 店長様。ごちそうさまでした。とてもスーパーでミラクルでデラックスな素晴らしい味と量でしたわ。 ; 店長 : ははっ、そう言ってくれるのは嬉しいねぇ。次来る時は、ハイパーギャラクシーウルトラ定食に挑戦してくれ。 ; クラリス : 望むところですわ。ね、ちとせさん? ; ちとせ : 持病の『揚げ物を一口食べたら満足しちゃう病』が克服できたらね♪ ; クラリス : ちとせさんも挑戦したいそうです。 ; ちとせ : あはっ。……ちょっと伝わらなかったかな? ; クラリス : 是非挑戦させてほしいと言っています。ねっ、ちとせさん? ; ちとせ : モンスターを前にしたクラリスさんの圧がすごい………。だれかー、助けてーーー。 ; ナレーション : 『フードファイタークラリス&ちとせ!次はあなたの街へ参上!……するかもしれないぞ!』 ; スタッフ : はい、OKでーす。 === 収録終了後 === [お疲れさま] ; ちとせ : お疲れさま。コント仕立てのバラエティー収録っていうのも、やってみると面白いものだね。あははっ。 ; クラリス : ふふっ、そうですわね。……では、行きましょうか、ちとせさん。 ; ちとせ : 行くって、どこへ? ; クラリス : 撮影では、食べている途中のものを、完食したものと交換されてしまいましたよね?私たちが食べた途中のものを、そのままにしてはおけませんわ。 ; ちとせ : ああいうのって、よく知らないけど……残りもすべて私たちが食べるものなの? ; クラリス : まあまあ、そうおっしゃらずに。撮影を終えたはらぺこスタッフさんたちが美味しくいただく、というのが業界の定番ではあります。でも。 ; クラリス : 小食なのは知っていますけど、まだ、食べられますよね。ね、ちとせさん?美味しいスーパーミラクルデラックスですものね? ; クラリス : 第2ラウンド、行きますわよ。私たちは、カメラが回っていなくとも、倒すべきモンスターがいるのです。 ; ちとせ : 優しく言っているけど、圧が本物だね。……わかった。食べるよ、クラリスさん。私に代わって……魔法使いさんがね。 [え?] ; ちとせ : さっき、おなかの音でオーケストラを奏でていたからもしかしたら、食べたかったのかなと思って♪ ; クラリス : ふふっ、では、行きましょうか、プロデューサー様。ちとせさんの部分は、9割5分手つかずです。あの美味しい定食を余すところなく味わえます。 ; P : あれ?……どうしてこうなった? ; ちとせ : プロデューサーなんだもの、私ができないことを引き受けてくれるでしょ?それに…… ; ちとせ : いっぱい食べる人って、かわいいもの。ね♪