====== のあお姉さんといっしょ ======

[番組収録中]

  ; クラリス : みなさん、こんにちは。『クラリス先生と遊ぼ♪』のお時間がやってまいりました♪ 本日は、特別なゲストをお呼びしておりますわ。
  ; のあ : 高峯のあよ。よろしく。
  ; クラリス : のあさんと一緒に、楽しく歌って踊って、お遊戯しましょうね♪
  ; 子どもたち : はーーいっ！！！！
  ; クラリス : では、まずはお歌からいきますよー。さん、はいっ。ららら～♪
  ; のあ : ららら～♪
  ; 人懐っこい少女 : ねえねえ、 のあお姉さん！クラリス先生と仲良しなの？
  ; のあ : そうね、 一緒の仕事をしたこともあるし、食事もよく行っているわ。
  ; クラリス : のあさんには何度も、美味しいお店も教えていただいています。先日、のあさんの真似をして、仕上げにふりかけたスパイスは、私にはとても辛かったですが……。
  ; 人懐っこい少女 : へー！ のあお姉さんは辛いの好きなんだ！おっとなー！クラリス先生は子どもみたいだねー。
  ; クラリス : あら、私も通常の辛さであれば問題なくいただけますよ？ ただ……のあさんが目指すものは、それよりももっと……。
  ; のあ : 刺激的なひとときを、より甘美なものにしているだけ。ただ辛いものが好きというわけではないわ。
  ; 元気な少年 : しげ……？かん……？よくわかんなーい。
  ; 活発な少女 : ねえねえ、 ねこの鳴きまねできる？あたし得意なんだー、にゃおー！
  ; のあ : ……にゃあ。なーう。
  ; クラリス : まあ、ふたりともお上手ですわね。まるで本物の猫さんのようです♪
  ; 人懐っこい少女 : あたしだってうまいよー！にゃーにゃー！ほら、ねっ！
  ; のあ : ええ、上手ね。さて、そろそろ次のコーナーの時間よ。みんな、準備を……
  ; 元気な少年 : のあお姉さんって……もしかして、ロボット？
  ; のあ・クラリス : え？
  ; 活発な少女 : ぜんぜん笑わないし、なんかすごいきっちりしてるもんねー。ほんとうは、最新のすごいロボット！だったりしてっ♪
  ; のあ : (台本にはない質問ね……これは……子どもたちの夢を優先すべきか。事実を伝えるべきか。どちらが正しいのかしら。)
  ; クラリス : ……のあさん、少々失礼いたします。
  ; のあ : なにかしら。
  ; クラリス : 心配する必要はありませんわ。普段通りののあさんで、きっと大丈夫ですよ。
  ; クラリス : 子どもたちの無垢な瞳は、心の中をも見通します。いまは台本から少し離れて、もっと普段通りののあさんを、子どもたちに見せてみませんか？
  ; のあ : もっと普段通りの私を……そうね。少し、固くなっていたかもしれないわ。
  ; のあ : みんな、ここに来てちょうだい。
  ; 子どもたち : なになにー？のあお姉さん、やっぱりロボットなのー？
  ; のあ : いいえ、 私はアイドルよ。けれど、貴方たちが望めばロボットにもなるわ。そして……猫にもね。
  ; のあ : ……にゃあ。
  ; 子どもたち : ねこだー！！のあお姉さんがねこになった！声だけじゃなくて、動きもすげー！ぼくもなるー！あたしもー！
  ; スタッフ : た、高峯さんが……動作まで猫になりきってる！？子どもたちまで……！
  ; 番組D : おい、しっかりアップで映せよ！いや全体もだ！！動物番組顔負けの撮れ高だぞ！！
  ; 活発な少女 : クラリス先生も一緒になろーよ、ねこさん！にゃあー。ほら、にゃー！
  ; クラリス : え、ええと……にゃにゃー。
  ; のあ : なー、なーこ、にゃあ。にゃーん。
  ; のあ : (動きはこうよ、クラリス。前足はなるべくそろえて。こう。)
  ; クラリス : ……ふふっ、にゃあ♪
  ; 番組D : いいぞーー！！！！

[撮影終了後]

  ; のあ : にゃうにゃ、にゃー。なーん。
  ; 人懐っこい少女 : にゃあ～……ふあ。のあねこさんのおひざ、あったかい……。
  ; のあ : ……ふふ。
  ; クラリス : あら、眠ってしまいましたか？ふふっ……とってもはしゃいでいましたものね。
  ; 番組D : あっ、すみません……！すぐに起こすので……
  ; のあ : 今の私は母猫よ。子猫を起こすことは、許さないわ。
  ; 番組D : あ、えっ、あ、はい……。それじゃあ、いい画をいただきましたし、しばらくはこのままでってことで……あはは……。

[場面転換]

  ; のあ : ふう……自然体で、できていたかしら。猫化のクオリティは以前よりも上がったと思うのだけれど。
  ; クラリス : ええ、とてものあさんらしかったですよ！子どもたちのために、全力を尽くしていました。クラリス先生としても、花丸ですわ♪
  ; のあ : 全力を尽くして……？
  ; クラリス : まるで、お食事にスパイスをふりかけるときのようでしたわ。完璧を求めるだけではなく、さらなる高みを目指す姿……。そうでなければ、あんなに素敵な猫さんにはなれませんもの。
  ; のあ : ……そうかもしれないわね。では行きましょうか。刺激的なひとときを求めに。……空腹はよくないわよ、クラリス。
  ; クラリス : ……私がお腹ぺこぺこだということに気づいていたのですか？
  ; のあ : 猫の耳は、どんなに小さな音でも聞き逃さないわ。
  ; クラリス : あら……ふふふっ♪