starlight:events:we_wish_your_smile:op
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+ | ====== オープニング「Sister' | ||
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+ | ---**空港**--- | ||
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+ | ; イヴ・聖 : クラリスさん……っ! | ||
+ | ; クラリス : 泣いてはなりませんよ。出会いが運命ならば、別れもまた主の定め。受け入れなければなりません。 | ||
+ | ; 聖 : だ、だって……! | ||
+ | ; イヴ : 寂しいんです~っ! | ||
+ | ; クラリス : たった1週間ではないですか。私がロンドンでのクリスマスコンサートを終え、帰ってくるまでの間です。甘えてはなりませんよ。めっ♪ | ||
+ | ; イヴ・聖 : しゅん……。 | ||
+ | ; クラリス : 「ホーリーナイトウィッシュ』での活動は、今年だけお休みということになってしまいますね。でも……。 | ||
+ | ; クラリス : 『メリー・ベル』。貴方たちふたりには、プロデューサー様が授けてくださった素敵な名があるんです。 | ||
+ | ; クラリス : ふたりきりでも、きっと大丈夫ですよ。貴方たちにも、シスターの心はあるのですから。 | ||
+ | ; イヴ・聖 : シスターの心? | ||
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+ | ---**事務所**--- | ||
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+ | ; イヴ : シスターの……。 | ||
+ | ; 聖 : 心……。 | ||
+ | ; イヴ・聖 : う~ん……。 | ||
+ | | ||
+ | [悩んでいるようだね] | ||
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+ | ; イヴ : そうなんです~。シスターといえば、クラリスさん。クラリスさんといえば……ブローチ?ということで、まずはこれ聖ちゃんにプレゼント~? | ||
+ | ; 聖 : これ……パールとゴールドのブローチ……!キラキラして、綺麗……♪でも……どうして急に……? | ||
+ | ; イヴ : どうしてって、ん~……聖ちゃんに似合いそうだったので! | ||
+ | ; 聖 : あ……ありがとうございます……! | ||
+ | ; イヴ : つけてあげますね~。……はいっ。私はシルバーのをつけてます~♪ | ||
+ | ; 聖 : 本当だ……おそろい、ですね……ふふっ♪ | ||
+ | ; 桃華・美優・柚 : ……。 | ||
+ | ; 桃華 : ……こ、こほん。わたくしとしたことが、お話の途中でしたのに、ついおふたりを見守ってしまい……。 | ||
+ | ; 美優 : はい。私もつい、母親のような気持ちで……。 | ||
+ | ; 柚 : おおっと!柚チャンとしたことが、これは数学じゃなくて英語のノートだった! | ||
+ | ; 美優 : あ、 柚ちゃんは学校の宿題をやっていたんですね。でも、事務所でやるなんて、珍しい気も……。 | ||
+ | ; 柚 : んー、あー、ちょ~っとね!美優サンは、なにか用事? | ||
+ | ; 美優 : 私は、プロデューサーさんに個人的なお話を、と……。その……1週間後の予定などを伺いに……。 | ||
+ | ; <span pname />P : そうでしたか。自分はこの冬、しばらくは『メリー・ベル』にかかりきりになりそうです。 | ||
+ | ; 美優 : そ、そうですよね……お仕事、忙しいですもんね……。 | ||
+ | ; <span pname />P : その分、やりがいもありますよ。イヴと聖には、ふたりならではの距離感がある。クラリスさんが一緒の場合とは、また違う形のユニットを表現できるでしょう。 | ||
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+ | ---画面切り替わり--- | ||
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+ | ; クラリス : プロデューサー様、鈍感すぎますね……めっ。 | ||
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+ | ---事務所に戻る--- | ||
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+ | ; 柚 : で、そんなお仕事の張本人たちは~……なにか困りごとがありそう?さっき悩んでたぽかったし! | ||
+ | ; 聖 : あ……その……。 | ||
+ | ; イヴ : うぇ~ん!美優さんも、桃華ちゃんも、柚ちゃんも、聞いてください~! | ||
+ | ; イヴ : 私たち、今年はふたりで、クリスマスフェスを盛りあげるお仕事をするんです~。会場はオフィス街の真ん中、みなさんがいっぱい立ち寄ってくれるようにって! | ||
+ | ; 聖 : そこに、ステージが作られて……歌うんです。私たち 『メリー・ベル』 の歌……『We wish your smile』を。 | ||
+ | ; イヴ : たくさんの人に来てほしくて……チラシを配ろうとしたんですけど……私たち、アイドルとして……全然……知られていないみたいで~。……うっうっ。 | ||
+ | ; 桃華 : まあ!全然なんて、いくらなんでも、それはないはずですわ! | ||
+ | ; 美優 : 聖ちゃんは、歌が上手なアイドルとして有名ですし……。 | ||
+ | ; 柚 : イヴサンだって、クリスマスといえば!ってくらい有名でしょ? | ||
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+ | ---**数日前、オフィス街**--- | ||
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+ | ; 聖 : ふふっ……楽しみで、プロデューサーさんより先に着いちゃいました…… ♪あっ、みなさん、駅からこっちに歩いてきます……っ! | ||
+ | ; イヴ : 宣伝のチラシ、いっぱいプレゼントできちゃいますね~。さあ、いきますよ~。よい子のみなさ~ん! メリークリスマ……ーーー | ||
+ | ; 急いでいる人たち : おっとゴメンね。もしもし……は!?資料!?あれは午後からのミーティングで……時間変更!? | ||
+ | ; イヴ : あああっ!待って~、待ってください~! | ||
+ | ; 急いでいる人たち : ゴメン、ちょっと通してね。すみません、電車が遅延しまして……ええ、はい、もうすぐ着きますので……。 | ||
+ | ; 聖 : せ、せめてチラシだけでも……っ! | ||
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+ | ---**事務所に戻る**--- | ||
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+ | ; 柚 : いやいや、それ通勤ラッシュだから!ただ単にみんな急いでるだけだから!知名度は無関係! | ||
+ | ; イヴ : アイドルが配るチラシは、誰だってプレゼントみたいに大喜びで受け取ってくれる!……ってわけじゃないのは、わかってるんです~。 | ||
+ | ; イヴ : でも~……みんな、 楽しそうに走っていくんじゃなくて、ただただ、何かに追われるみたいに急いでて~……。私、クリスマスくらいは、ゆっくり過ごしてほしくて~。 | ||
+ | ; イヴ : そして、知ってほしいなって。家族や友だちや、大切な人……「誰かと一緒のクリスマス」はとってもあったかいんだよ~って! | ||
+ | ; 聖 : イヴさん……! 私も……そう思います……!ひとりで歌ってた前より、みんなで歌う今が、あったかくて……。イヴさんみたいな気持ち、とっても素敵だって……! | ||
+ | ; 美優 : そうだったんですか……。もしかして、そのヒントになるのが、先ほど考えていた「シスターの心」……? | ||
+ | ; イヴ : はい、クラリスさんが教えてくれたヒントで~。それが解ければ、オフィス街の忙しいみなさんにも来てもらえると思うんですけど~……どうすれば解けるのかな〜。 | ||
+ | ; 柚 : 解けたっ! | ||
+ | ; 桃華 : まあ、柚さん、宿題は順調なのですね? | ||
+ | ; 柚 : ちっちっち、桃華チャン、美優サン、イヴサン、聖チャン。難題を解くとき、いちばん怖いのはなんだい?それは「思い込み」っ! | ||
+ | ; 柚 : sister.日本語にすると、「姉妹」。そう、つまりっ! | ||
+ | ; 柚 : 「シスターの心」とは、これすなわち「姉妹の心」!クラリスサンは、イヴサンと聖チャンのふたりに「姉妹の心を持て」って告げているんだよ! | ||
+ | ; イヴ・聖 : し……姉妹~!? | ||